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2017年1月17日掲載

高野経将   Keisho Takano ドキュメンタリー
Documentary
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 RUST   New Work


「君たちの学校も家も焼かれ沢山のひとが亡くなった。家族の方も亡くなったと覚悟しなさい。」満8歳。集団疎開で先生からの話。

「死んじやったんだ。」それ以上に辛かったのは空腹のひもじさ。村の子の家に行った時、干した柿の皮を食べた美味しさ。たった一度のことだったが忘れられない。

人間が「ひと」で在る為には「生き抜く」ことが最も大切。まず水。それから食べ物・着る物・住む処で衣・食・住では無い。平和な時代は職・住・医だ。

生命と水・食べ物、そして「全ての物」が足りない、無い恐ろしさは「無」のトラウマ。だから、生き抜いている姿に惹かれる。生命の働きが「有る物・無いもの」であっても、象(かたち)在る限り、みんな生きている。

みんな必死なんだよ。普通の顔をしているけれど泣いているし汗かいてるだろ。それが「さび」なんだ。


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